「ほほほほ…… まだ判らぬのか?
 今この時もこうやって妾の触手がお主の中を…生殖器の中を、
 妾らヴァーミニオン専用に改造してやっておるのじゃよ」
「なっ!? か、改造……そ、それって!! くううっ!!」
クチクチクチクチ……
明らかにそれまでと違った動きで、クインの触手が
わたしの胎内を、子宮内をこねくり回す。
「あひいいぃっ!? そ、そんなはぁっ!! やめっ!!
 いひゃっ!! 本当に、改造だなんて……
 そんなっ!! やめっ、やめてえええっ!!」
恐怖の氷柱が背筋を冷たく滑り落ちる。
「無駄じゃ無駄じゃ……今さら、抵抗も逃亡も許さぬわ。
 お主は偉大なる妾らの繁栄の為の母体となるのじゃ。
 感謝するのじゃぞ?」
「い、いやっ!! いやよ、そんなのっ!!
 あひっ!! いや、いやっ!! いやああっ!!」
必死になって首を横に振るが、触手のねちねちした動きは
止まってくれない。
膣内が焼き切れそうなほどの愉悦を垂れ流しながら、
わたしの身体は、オマンコは、赤ちゃんを産む大切な場所が
改造されていく。
「くひいっ!! な、膣内もう弄らないでっ! 改造しないでっ!
 わたしのオマンコ改造しないでえぇぇっ!!」
触手が蠢く度にわたしの中が、わたしの大事な場所が
作り変えられて行くのがはっきり判る。
「ほほほほ……そうじゃ。
 お主はこれまでの何十倍も淫乱になるのじゃ。
 そして妾らの精で確実に子を孕むことになるじゃろう……」
次々と告げられる恐ろしい事実。
ただでさえ人外の快楽に幾度も屈しそうになったのに、
それが何十倍にも感じてしまうなんて…
それにヴァーミニオンの子を孕んでしまうなんて……。
「や、やめてっ!! 子供なんて……
 ヴァーミニオンの赤ちゃんなんて産みたくないっ!!
 あうんっ!! やっ!! お願いッ!! やめてえぇっ!!」
女の子にとって出産は大切な行為なのに、触装天使になって、
愛する子を産む幸せは半ば以上諦めていたけれど、
だからって受け入れられるわけがない。
「我儘な娘じゃのう。
 偉大な上位存在である妾らヴァーミニオンの母となれるのじゃ
 光栄に思わぬか、ほほほほほっ!!」
 
 
「むふふっ、どうやらセリカちゃんもすっかり乗ってきたねえ。
 もう準備はいいんじゃない?」
「ふむ、そうか。そろそろ最初の注入を行おう……
 四足獣犬型寄生体の精液注入しろ……」
「やっ!?」
その言葉でまるで冷水を浴びせたかの様に、
わたしの心身を震え上がらせた。
「やめてっ!! いやよっ!! そ、そんなっ!!」
快楽の熱に浮かされ、紅潮していた頬が真っ青になった。
よく見れば、挿入されているバイブには透明なタンクが
いくつも取り付けられており、中には得体の知れない液体で
満たされていた。
(まさか…あれが……あれがヴァーミニオの精液……なの?)
人間でも、獣でもない、異星の侵略生物の精液が
あの中に入っている。
「そ、そんなのだめっ!! だめよ…やめっ、やめなさいっ!!」
恐怖がわたしの強気を挫いた。
歯の根が合わず、ガチガチと乾いた音を立てるのが判る。
「そんな事したらっ!! ヴァーミニオンの精液なんて!!
 そんな事したら妊娠しちゃうっ!!
 またヴァーミニオンの赤ちゃんを孕んじゃうっ!!」
思い起こされるのはおぞまし過ぎる記憶。
ヴァーミニオンに無理矢理孕まされ、妊娠させられた
忌まわしい思い出。
「そうだよねぇ。
 確か前にゴリラの寄生体に犯されて、妊娠したんだっけ?
 やっぱり産んじゃったんだ。あの化け物の赤ちゃん……」
「……っ!! そ、それは……それは……っ!!」
脳裏に蘇るあの辛くて惨めな記憶に歯を食い縛った。
「ふむ、興味深いな。
 霊長類型寄生体の出産がどういうものだったか……
 研究と実験の参考に聞かせてもらえないだろうか?」
「そ、そんなっ!! そんなこと言えるわけっ!!」
思い出すだけでも辛い記憶…
人に説明するなんて出来るわけない。
「そりゃあ残念だなあ。でも、ま、いいか。
 だって、その精液タンクの中には君が妊娠したやつの精液も
 入ってるからねぇ。
 データはバッチリ取れるさ」
「い、いやっ!! そんなのっ!! 狂ってるっ!!
 やめてっ!! やめなさいったらっ!!」
聞かされたあまりの事実に拘束された四肢に必死に力を込める。
またあんな体験させられるなんて…
あんな屈辱を味わうなんて耐えられない。
けれど、拘束はびくともせず…
男たちにわたしの懇願は届かなかった。
「では、四足獣型寄生体の精液を注入しろ」
「い、いやああっ!! あっ、くああああああぁぁっ!!」
 
 
――――ずぶっ……ずぶぶぶぶっ……
わたしの抵抗を貫いて、ぬめりを帯びた触手がわたしの
女性器と菊座の奥に侵入していく。
「あっふぅ……!!おっきい……あぐぅぅ……
 お腹が……熱くて……んふぅぅ……」
膣壁と腸壁に余すことなく張り付いた触手の凸凹が
互いに擦れ合い、目もくらむような快感が衝撃となって
脳を揺らした。
アヌスの入り口付近の内側をチョンチョンと刺激し、
更にわたしの抵抗力を奪おうとする。
わたしは埋まっていく触手に耐える為に、息を吸い込んだ。
「あっ……! はぁ……はぁ……
 アソコと……お尻の穴に……触手が……入って……きて……。
 うぅぅ……恥ずかしいところを同時に犯されちゃってる――」
何とか呼吸を整えようとするも、快楽神経の集まる蜜壷と
菊座を犯された身体はガクガクと震え、異様な快感を
わたしに知らせてくる。
「すごい締め付けだ……。
 開発されているにもかかわらず、この初々しさ……。
 実に素晴らしい」
「ふぁぁっ……あっ…そんな風に……言わない……でっ…!」
身体の芯がテンタクルミニオンに恥辱の穴の奥で
囚われてしまっている。
「そんなに抵抗しなくてもいいだろ。
 身体を楽にして俺を受け入れるんだ」
「うぅぅっ……くふぅ……っ! そんなこと……できない」
わたしは目を開けることも出来ずに歯を食いしばった。
ちょっとでも力を緩めるとテンタクルミニオンの凶悪な
触手が一気に体内に入り込んできてしまいそうな気がした。
「んんんっ……んっ……! はぁ……はぁぁ……」
たとえ辱めを受けようとも、どれだけ恥をさらそうとも……
排泄器官で悦楽を感じて声を上げるような真似はしたくない。
穢されようとも触装天使としての誇りは失いたくなかった。
その資格を失ったとしても……。
「嫌がっていても、貴様は快楽からは逃げられない。
 こうしている間にも、俺の触手が貴様の穴を犯し続ける」
「くぅぅ……あっ……いはぁぁ……太いモノが……
 う、動かさないで…わたしは……わたしぃ…ひぃぃん――」
――――じゅぷっ…じゅぷぷっ…ぐっちゅ…ずちゅ…
力が緩むわたしの呼吸の隙をつき、脈動する男根のような
触手が羞恥のすぼまりを抉っていく。
淫蜜と腸液にぬかるんだ洞穴はわたしの抵抗を否定し、
異物をゆっくりと受け入れていた。
「うぁぁっ…くぁぁぁんっ……いやぁ…奥に…奥に来ないで…」
可憐なすぼまりが侵入する触手に耐えかねるようにぷっくりと
膨らみ、プルプルと震えながら必死に抵抗を続ける。
「下の穴を拒絶するのなら、上の穴もその対象にするまでだ」
――――じゅぼぉぉっ!!
 
 
「くっ、ああっ!! ま、またっ、ナメクジなんかに……
 はぁ、犯されちゃうなんて……あっ、やっ、そんな……
 あっ、ふぅあああああああああ~~~~~っ!!」
初めて犯された時、わたしをあっという間に虜にした
触装天使セリカ専用の粒々オチンチン触手は、
本当に以前よりもさらに凶悪に進化していた。
奥まで突きいれられたと思った次の瞬間、
わたしは一回目の絶頂に連れ去られていた。
「す、すごいひぃっ!! こ、これっ!! ふああぁぁぁっ!!
 こ、こんなにっ!! こんなにひいいいぃっ!!」
ビクビクと全身を痙攣させながら、膣いっぱいを満たす
極上のペニスを味わわされてしまう。
隙間なくピッチリわたしを満たし、妊娠してるみたいに
お腹が膨れ上がっちゃう様なサイズも、
鉄芯が埋め込まれてるんじゃないかと思うほどの硬さも……。
(あ……あぁ……やっぱり駄目……
 このコのオチンチン凄過ぎて……わたしと相性良すぎて……
 耐えられなくなっちゃう……)
中からゴツゴツ、ツブツブ、プツプチって色んな刺激を
いっぱい、いっぱい送り込んでくれる素敵なイボイボも、
何もかもがずっとずっと前よりパワーアップしてた。
「やっぱりボクのオチンチン触手気に入ってくれたみたいだね?
 嬉しいよ。セリカ♪」
「んむうぅっ!! ちゅ……い、いやっ!! ちゅるっ……
 ナメクジとキスなんて……うむぅっ!!」
そう言ってナメクジの頭部がわたしの顔を覗き込み、
そのまま唇を奪われてしまう。
ナメクジとキスなんて、そんなの嫌なのに、
わたしの淫乱な身体はそんな刺激にも従順に反応した。
「むふふふ、わぁい。セリカとキスだよぉ。
 こうやって愛しのセリカとまたエッチが出来るなんて…
 最高だねぇ。ちゅる……ちゅるる……」
「い、いやっ、んんっ!!
 わ、わたしは最低よ…また、あうっ、君となんて…くぅっ!!
 君とキスなんて……」
舌を気持ちの悪いナメクジの舌に絡め取られ、吸われた唇は
正体不明粘液でベトベトにされてしまう。
「相変わらず意地っ張りだよね。
 セリカ……前もそう言ってボクを拒絶して……
 でもすぐにメロメロになっちゃったんだ……」
「くうううっ……!!」
以前、このヴァーミニオンに犯された時の
恥ずかし過ぎる思い出を、赤裸々に語られ、
羞恥と悔しさが込み上げてくる。
「わ、わたしはもうあの時のわたしじゃないっ!!
 貴方の思い通りになんて……んんっ!!
 ちゅ……い、いやっ!! ううむっ!!」
 
 
「はぁ、はぁ……っ、これ以上、わたしに寄生しないで……っ」
限界を見極め、人格を喪失しない範囲で実験をしている筈だ。
そう信じてはいる。
でも、今日のこの実験はあまりにも容赦がない。
(お父様……ど、どうしてこんな。ま、まさか……)
もし、自分の人格はもう必要がない、と判断されてしまった
のだとすれば……?
恐ろしい考えがミオの頭をよぎり、必死で打ち消す。
それはお父様を疑うことと同じだ。
(……違う。お父様は、お父様は……わたしを……!?)
「あ、だ、ダメ…! 入って来ないで……だ、ダメ、ダメ…!」
ぐぶぅぅ! ぐぶ、ぐぶぶ……!
膣壁をめいっぱいに押し広げて触手は中へ中へと潜っていく。
背をそらせ目を見開いてミオは喘ぎ悶える。
それは苦痛と快楽のない交ぜになったこの世ならぬ感覚。
「寄生されちゃう……
 もう、わたしの中はいっぱいいっぱいなのにっ……!」
ミオの中に入った一本目の触手が、寄生するポイントを
ようやく定めたか、無闇な前進を止め……
子宮の表面に貼り付いて、熱を放ち始めた。
外壁を溶かして細胞ごと融合し、寄生を開始したのだ。
人体にこのような異物に対する抵抗力はない。
始まった侵蝕は止められない。
ミオの本能がレッドアラートを鳴らし続けている。
これ以上は危険だ、危険だ、死ぬぞ……と。
「ダメ、ダメ……もう、無理、無理ぃぃぃぃ……!」
ぐぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶ!
射精の準備の為に、おびただしい量の精液が触手の中一杯に
充填され、液圧を高めていく。
(出して…! わたしの中で…精液、精液一杯出してぇ……!)
来る……!
来る、来る、射精来る、来る来る来る来る来る来る来る
来たああああああああああああああああああああ!
「あひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!」
どびゅるるるるるるるぅぅぅぅ…………!
尻穴で、膣穴で、身体のあらゆる部位で、
一斉に、精液が満たされていく。
生き残った最強触手が、勢いよく射精して、
ミオの胎内を熱い精液で満たした。
すぐさま子宮に着床し、己の遺伝情報を送り込み始める。
(あああああっ……! 精液……!
 熱いの、熱いの子宮一杯にどぴゅどぴゅ出てる、出てるぅ!)
 
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