朋は、一瞬だけ、壁に背を預けると、うつむいたまま自分の
  下半身を眺める。
  そっと、スカートをめくり上げる。
  すると、ぎんぎんになっていた。
  下着の中でテントを作っている。
  それを一瞬眺めてから、ごくり、と息をのんで――
朋「んっ、ふっ、ふぅう……」
  息を殺しながら、そそり立っている肉棒を握りしめる。
  その瞬間、びくんっ! と全身が、躍り上がった。
朋「あうっ! くふぅ……ふぅう……ふぅうう………」
  体が、ビクビク、肉棒が、ビクビクと揺れていた。
  今までと違う刺激、柔らかいのに、先端をちょんと触れるだけで、
  雷鳴が駆け抜ける。
  ちくちくと、先端に、指先が、ちょん! とい軽く触れるだけで、
  肉が、驚いて跳ね上がった。
朋「あふっ! あふぅう……、こ、こんな……こんなに……」
  朋は体を揺らしながら、思わず両手で、先端を包み込んだ。
  脊髄を電流が駆け抜ける。膝から力が抜け落ちそうになる。
  それだけで、絶頂を迎えそうになる。
千沙「あっ、はぁ……い、いや……離して、はなしてぇ!」
  千沙が、必死に暴れれば暴れるほど肉棒は、彼女の身体を力強く
  束縛する。
  ぎしり、ぎしぎしと音を立て、千沙の身体は、固定されている。
  千沙の桃のような臀部の谷間に真っ直ぐ肉のホースが突き進んでいた。
  肉のホースをよく見ると、先端は、蛇の頭のような形をしている。
  それだけでなく男性の陰茎に似てパックリと谷間があり。
  そこからあふれ出る潤滑剤のような液体により、全体が
  テラテラと輝いていた。
  しなやかに動くそれ。 音を立てずに千沙の菊座にヒタリと触れる。
千沙「ひやぁん!」
  犬が鳴いたような声。
千沙「つ、つめたい……しかも――」
  ホースはまるで水道の蛇口を急激にひねったかのように、ウネウネ波を
  打って秘穴を刺激する。
  力強く暴れては、ノタクタと千沙の臀部の谷間に静まって暴れ出した。
千沙「あっ! ふぅう……ふぁああ」
  初めてのアナルに対する刺激。
  それが、とどまることなく彼女に、刺激を与えている。
くるみ「来てっ……、触手さん、来てぇっ……!」
  歓喜の声をあげながら、くるみは自ら触手に身体を開いた。
くるみ「ああっ……、ふ、太いぃ……!」
  今までに見たこともないような、文字通り極太の触手。
くるみ「あ、あっ、ひぃ……!
  まずは外堀からということか、割れ目の辺りをゆっくりとなぞる……。
くるみ「も、もう、濡れてるからぁ……」
  超巨根……太股ほどはあろうかという触手を、くるみは恐れていない。
くるみ「んひぃぃぃぃぃ!」
  そのまま、極太は性器に侵入していく……。
くるみ「あ、が、が……はぁぁっ……!
  みちみちと肉壁を押し広げながら、触手は奥へ奥へともぐりこんでいく。
くるみ「ふ、太いよぉ……!」
  分かっていたことだが、それは新鮮な刺激だった。
くるみ「入って……くりゅぅ……」
  クリトリスも陰唇も内側へめり込ませながら、中へ中へと進んでくる。
くるみ「ひゃうぅっ!」
  油断していると、大きな手のような触手が胸を搾ってくる。
くるみ「つかまれてるぅ……し、絞られて……」
  ゾワゾワと、まるで、ミミズがはいずるようなヌメッとした違和感。
  それが昇ってくる。
朋「な、なに?」
  動けない状態で、自分の足元を必死に眺めた。
朋「なにこれ!」
  恐怖に引きつった声。
  そこにはまるで、寄生虫のような、虫?
  いや、違う。たとえるならタコやイカの触手?
  それでも、正確に形容出来ているとは思えなかった。
  ぬめっ、ぬめっ、と音を立てながら朋の右足に絡みついて、
  はい上がってくる。
  螺旋を描きながら、身体をはいずってくる。
朋「い、いや……いやっぁあ!」
  悲鳴を上げ、腕に力を込め、引き抜いて自由を得ようとするも、
  それはかなわない。
朋「んっ! くっ!」
  四肢に力を込め、力の限り抵抗した。
  だが、腕は引き抜けないばかりか、ますます、がっちりと食い込んでくる。
  まるで、この壁には意志があるようだった。
千沙「はぁはぁはぁはぁ………」
  私は、息を飲んだ。
  どうして……私は、こうなっているんだろう?
  掌、指先が、にぶにぶとねぶられている。
千沙「あっ! んっ……」
  束縛された腕。
  そこが濡れているのを感じた。指先、指の股の間。
  付け根。
  そこを肉が愛撫してくる。
  私を束縛する、大きな肉……。
  自分の様子を見る。
  首は自由に動いた。
千沙「わたし、下着……はいてない……ショーツは……」
  無くなっている。
  むき出しの性器にあてがわれた巨大な肉。
  舌のような、味蕾のイボが肥大化して重なっているような……でも違う。
  私は束縛されている。
  自由がない……。
  自由に動けない……。
くるみ「いやあっ! は、離して! 離してよぉっ!」
  藻掻くくるみの手足を、ぎちぎちときしむ音を立てながら、
  触手がしっかり固定している。
  その脚部ががっちりと尻を抱え、もはや起き上がることさえ出来ない。
幻夢「ふふ……」
くるみ「へ、変なことしたら、警察に言うんだからね!」
  冷ややかな笑みを浮かべて見下ろす幻夢に、くるみは気丈にも
  そう言い返して、目一杯怖い顔をしてにらみつけた。
幻夢「まあ、かわいらしいこと」
  もちろん、そんなものにひるむ幻夢でもなかった。楽しげに見下ろして、
  触手たちに目線で指示を出す。
  くるみを固定する以外は無秩序にうごめいていた触手たちが、
  それでいっせいにひとつの意志をもって活動し始めた。
くるみ「くっ、さ、触らないでっっ!」
  触手たちから逃れようと、自由の利く首を目一杯振り乱すくるみ。
  しかし、その程度のことでは触手束縛は解けるはずもない。
くるみ「ひっ……!」
  見る間に下着を引き剥がされ、柔肌を露出させられていく……。
くるみ「いやっ……いやあ! 誰か、助けてぇっっ!」

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