【セリカ】
  「ひ、ひぃ……ぃっ!」


変形した――
いや、本性をあらわした触手リボンの姿に、
わたしはたまらず悲鳴を上げた。
先端は異常なまでに野太く、イボイボまみれの肉紐が
捩れあってドリルのような形状になっている。

【セリカ】
  「う、あ、あああ! は、離しなさいよ……
   いやっ、こ、こんな格好、恥ずかしい……!」


ベッドの上にうつ伏せされ、ぐっと下半身をつきだした、
あまりに屈辱的な服従ポーズ。
わたしは自室で強制的に変身させられ、恥ずかしすぎる格好で
淫縛されてしまった。
(だ、だめっ……集中するのよセリカ。平常心を保つの……
 そ、そうすれば、この程度の雑魚なんて……)

  理屈ではわかっている。実力で勝てない相手じゃない。 で、でも――!
【セリカ】「はぁ、はぁ――……あ!
 あふううぅ、やぁんっ、そ、そんなに激しく……んふぅぅう~!」

  ぬるっ、ぐちゅ、ぬるぬるぬる!
(あ! あっ! 擦りつけられてる……触手、いっぱい動いてる。
  身体中舐められて……こ、こんな……!)

  平常心を保つ――たったそれだけの事ができない。
  全身同時の触手愛撫に、意思よりも先に身体が蕩けてしまう。
【セリカ】「だめぇ。こ、こんな……はひ、ん、んふ……んんん~!」
(集中できない……あ、あっ! 触手っ……
 ダメよ、こ、こんなヌルヌルされたら…力が、抜けちゃううぅ…!)

  絡みついた肉紐に太ももを揉み解され、
  肩口をマッサージするかのように可愛がられる。
  そのたびゾクゾクする刺激が脳裏を駆け巡って、
  まるで集中する事が出来ない。

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